新型コロナウイルスとの共生

「政治と宗教と野球」の話は三大タブーなので人前でするなと言われますが、

現在もまだ猛威を振るっているCOVID19と言われる新型のコロナウイルスとの共生という題で一本書いてみたい。

 

新型コロナウイルスとの共生?とは

 

集団免疫を獲得すると言われる接種率70%~80%を目指して、

各国でワクチン接種が進んでいますが、ワクチンを打てばハッピーと言うわけではありません。

なぜならば、ワクチンには有効期間が存在するからです。

 

インフルエンザを思い出してみてください。毎年予防接種受けていますよね?

任意なので当然受けていない人もいるとは思います。

そんな人でも、毎年予防接種の案内は来てたなぁととは思うのではないでしょうか?

あれって1年以内に有効性が切れるからです。実際には別の要素もあるんですがここでは割愛。

 

新型コロナウイルスのワクチンにも、その考え方が当てはまります。

既に欧米ではブースター接種といって三回目の開始時期の議論になっています。

日本も先日三回目のワクチンを確保したというニュースがありました。

 

現状ワクチンの有効期間は半年から9カ月という予想で動いています。

半年たっても90%近くは抗体は維持されているようですが、

三回目という議論になっているのは、治療薬が無いからという一言に尽きます。

 

そしてこれは、集団免疫獲得という世界の方針を困難なモノとします。

欧米日を中心とした先進国は秋口から遅くとも年内には

集団免疫を獲得すると言われる70%-80%の接種率を獲得すると思います。

ただ途上国をはじめとして大多数の国は50%にも満たないでしょう。

 

本来であれば、先進国が先に接種を終えて、途上国への医療的な支援と乗り出す

事により世界的な集団免疫獲得を目指していたと思われます。

ただ前述したように半年から9カ月で、三回目、四回目と打つ必要があるわけです。

その度に医療人的リソースが割かれて、他国を支援している余裕は無くなります。

先進各国が自国内だけで接種率70%-80%を達成しても、

グローバル化で一つになった現在の地球で、接種が遅れると予想される途上国との人的交流を完全に止める事は不可能であります。

そんな状況にも関わらず、ワクチンの接種者がこれで安全だと思って、

マスクをつけなくなるとか、感染防止のための行動規制を緩め始めるという状態になれば、今までマスク+感染予防+ワクチンの三つの防御をしていたのに、ワクチンの盾だけでウイルスと戦う事になるわけです。

100%近い防御力が90%に下がる(だけと思う人もいる)状態なので、感染する人は定期的に発生し、感染者が限りなくゼロに近づくという事は難しいと考えられます。

国単位で感染状況が下火になっても、まだまだ感染者数が多い国や地域から持ち込まれますからね。

 

春休みやGW、お盆や夏休み、正月休みといった時期に、日本においても国内交流人口の増大から感染が各地方に広まった事を考えれば理解しやすいのではないでしょうか?

 

 

今後の見通し

 

感染の状況が完全に気にならないレベルまで抑え込めない可能性が高いとなった場合に

各国政府は集団免疫の獲得を諦めて、新型コロナウイルスとの共生に舵を取ると本ブログでは予想します。

 

具体的にどういった方向になるかといえば、

・世界的な集団免疫を短期で獲得することの放棄

・ワクチンパスポートの世界的な導入。

  世界で一つのアプリを使用するのが良いでしょう。無理でも各国アプリが連携するぐらいはして欲しいものです。

・ワクチン接種に関して各企業が自社員に対して義務化。

・ワクチンを打つか打たないかは自己責任だが、上記パスポート所持しているか否かで

 公共サービス含め、何らかの不利益が発生する。

 

 

差別というよりは、区別とが始まるのだと思います。

 

 

と今後の見通しを立てたところで、これを資産運用にいかせないんですけどね。。。