今回はサイドFIRE達成に必要な金額を検証してみたい。
前回も引用した
総務省が実施している家計調査のデータを元に検証をする。
家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2020年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
これによれば、2人世帯が245,278円、3人世帯が284,334円、4人世帯が315,402円
が平均支出のようです。
完全FIREの場合とは異なり、サイドFIREの場合は、
好きな仕事(あるいは苦にならないバイトなど)をするという違いがありましたよね。
そこで月5万、月10万を稼ぐとします。
時給1,000円のバイトで50時間(約1日1.5時間)、100時間勤務(約1日3時間)
で達成可能なので、FIRE後の自由時間も十分確保されている
無理のない設計だと思います。
不測(病気や怪我)の事態に準備金も、完全FIRE同様
1年間分の現金を持っておくとすると。
●月5万(気軽な労働収入)稼ぐとき
2人世帯⇒245,728円×12か月-5万×12か月=約年間240万必要
3人世帯⇒284,334円×12か月-5万×12か月=約年間280万必要
●月10万(気軽な労働収入)稼ぐとき
2人世帯⇒245,728円×12か月-10万×12か月=2,948,736円と約年間175万必要
3人世帯⇒284,334円×12か月-10万×12か月=3,412,008円と約年間220万必要
完全FIREの時と同様に、株の配当金で賄う場合の条件として、
配当率、運用利益取崩し(元本維持)で年平均利益率がともに5%と仮定する。
月5万労働条件では、2人世帯の場合は5,040万、3人世帯の場合は5,880万
月10万労働条件では、2人世帯の場合は3,675万、3人世帯の場合は4,620万
を貯めれば良いとなります。
多少の労働が入るという事によって、完全FIREと比べて1,000万~2,000万ほど目標額が少なくすみ、達成しやすいのではないでしょうか。
サイドFIREのリスク
基本的には完全FIREとリスクは同じです。
一部生活費を就労で賄う必要があり、完全FIREでは病気や怪我などの不測の事態で
用意していた1年分だけでは足りない可能性があります。
これは病気や怪我などの場合、働けない=生活費が足りないという事になるためです。
そこでさらに追加で1年分を予備費として加えます。
本ブログでの結論
配当金・運用益を年間5%と仮定した場合
2人世帯の場合は5,520万(月5万労働)、4,025万(月10万労働)
3人世帯の場合は6,440万(月5万労働)、5,060万(月10万労働)
をためればサイドFIREを達成できると判断します。