両者ともに振り上げた拳のおろし方を考えあぐねているように見えるが、
今後起こりうる可能性についてみてみたい。
1:プーチン大統領の失脚/暗殺
⇒その結果1-1として、ロシア軍の撤退。西側諸国、ウクライナにとって〇シナリオ
1-2として、ロシア軍暴発および全面核戦争。全世界にとって×シナリオ
⇒ロシアにとって〇シナリオだが、ウクライナが何年後かにNATO加盟に向けて
動く可能性が皆無とはいえず、問題の先送り。将来の全世界にとって?シナリオ
3:NATO諸国の軍事的参加
⇒その結果3-1として、ロシア軍撤退。西側諸国、ウクライナにとって〇シナリオ
3-2として、第三次世界大戦/全面核戦争。全世界にとって×シナリオ
4:第三者の仲介
⇒成功の場合4-1として、対話では戦争を解決できなかった西側諸国の影響力低下。
中国にとって〇シナリオ
失敗の場合4-2として、仲介国のメンツ×、1~3のシナリオいずれかに突入
筆者の考え
シナリオ2を採用し、問題の先送り期間にて
NATO解散(どこかを仮想的とした同盟は対立を産むと考える)
国際連盟の発展的解消で新組織樹立
を行っていかないと、取り返しがつかなくなると思う。
とりあえず完全に主張が分かれている段階で、片方を追い詰めすぎるのは良くない。
昔よりもインターネットで世界が繋がりやすくなっている分、
事実にアクセスもしやすくなっているが、
世論が一気に片方に傾きやすくもなっていると感じている。
気軽に、一方的に、追い詰める側に加担してしまえる。逆もしかりだが。
どれほど真剣に考えているだろうか?何をどこまで知っているというのだろうか?
その行動が相手側にとって何を意味しているのかわかって行動しているのだろうか?
当然、排除されたと感じる側が、さらに過激な行動に出てもおかしくない。
非難することは出来るが、起こってしまったら取り返しがつかない事を念頭において
同じ時代を生きている人間として、この事態に向き合って行く必要があるだろう。
世界がかつてないほど繋がってしまった今、
対岸の火事でもなければ画面の向こうのエンターテイメントでもないのだから。